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「ヘルマスの牧者」の第三書「ヘルマスの譬え」 |
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公開されている「ヘルマスの牧者」The shepherd of Hermas(英訳)から第三の書「ヘルマスの譬え」Similitudes of Hermasのうち第九と第十を翻訳してみました |
「ヘルマスの譬え」には十の譬え話がありここで紹介する「第九の譬え」は33章「第十の譬え」は4章から成っています |
内容は「第一書ヘルマスの幻」の中でヘルマスが女主人(教会)から示されたことを更に悔い改めの天使から詳細に教え示される話しです |
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内容 |
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第九の譬え |
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9-1章 |
悔い改めの天使(牧者)はヘルマスを山の頂上に連れて行き大きな平地と周りにある十二の姿の異なる山々を見せました |
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9-2章 |
平地の真ん中にある巨大な白い岩と岩の中の輝く門と門の周りに立っている十二人の美しい乙女を見せました |
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9-3章 |
六人の男が来て大勢の男たちに塔の建設を命じると共に乙女たちに深い所から持ち上げられた十の石を男たちに渡すように命じました |
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9-4章 |
十の石の後二十五と三十五と四十の石が運ばれて四層の土台となり十二の山から切り出された石が運ばれて白い石に変わりました |
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9-5章 |
塔の主が来て調べて承認するまで塔の建設は終わらないと牧者は言いヘルマスは見たこと全ての意味を教えるように願いました |
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9-6章 |
塔より背の高い主がやって来て建物の石を全て調べ適さない石を取り除き代わりに近くの野原から持って来させた四角い石を入れました |
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9-7章 |
主は牧者を読んで塔の周りに置かれた石を渡して洗い清めて塔の建物に嵌め込み合わないものは捨てるように命じて立ち去りました |
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9-8章 |
黒い石 ざらざらの石 ひびの入った石 白黒半々の石 染みの入った石 堅い石を牧者は調べて削り直して建物に取り付けさせました |
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9-9章 |
牧者は白い丸い石の中から最も大きく輝いている石を四角く切って建物の外側に置かせ残りの石を元の場所に運び戻させました |
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9-10章 |
牧者は私に手伝わせて石の空間を埋めて塔の周りを平らにして乙女たちに洗い清めさせてから私を乙女たちに委ねて去って行きました |
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9-11章 |
乙女たちは私を兄弟として遇し塔の周りで共に遊び讃美歌を歌い私たちが祈りながら一晩過ごすと牧者が戻って来ました |
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9-12章 |
私は牧者に全ての説明を求め岩と門は神の息子であり門を通らない(神の息子の名を受けない)と神の王国に入れないと告げられました |
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9-13章 |
塔は「教会」であり乙女たちは「聖霊」です 神の息子の名と乙女たちの力を受けながら女の美に誘惑され堕落した者は捨てられました |
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9-14章 |
男たちが悔い改めて女への欲望を捨て乙女たちに戻るなら塔の建物に加えられ神の家に入れます改心しないなら完全に捨てられます |
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9-15章 |
私は牧者に乙女たちと黒い衣の女たちの名と深みから取られて嵌め込まれた石は何かを尋ね一つ一つ詳しく教えられました |
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9-16章 |
神の息子の印(洗礼の水)を受けた者は死に向かって下って行き命に向かって上がって来て塔の建物に嵌め込まれ神の王国に入ります |
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9-17章 |
異なる十二の山は全世界の十二の民族(国民)です神の息子の印を受けて塔の建物の一色になり輝いたが一部は汚れて捨てられました |
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9-18章 |
神を知った者が罪を犯すなら神を知らずに罪を犯す者の二倍罰せられ捨てられます その後に神の教会は清められ一つの体になります |
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9-19章 |
黒い第一の山は主の悪口を言い神の僕を裏切った者で死の定め つるつるの第二の山は偽善者と駄目教師で悔い改めの余地あり |
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9-20章 |
棘と茨の第三の山は金持ちと仕事に多忙な者 神の僕たちから求められるのを恐れてその仲間に入らずほとんど神の王国に入れない |
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9-21章 |
上は緑で根は乾いている第四の山は疑っている者たちです 死にも生きもせず迫害されると主の名を負わず偶像に仕えます |
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9-22章 |
ごつごつしているが緑の草を持つ第五の山はずうずうしく自惚れが強い者たちです 何も知らないのに教師に見られたいと思っています |
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9-23章 |
大小の裂け目を持つ第六の山のうち小さい裂け目の者は論争して悔い改め大きい裂け目の者は恨みと攻撃と怒りに満ちて捨てられます |
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9-24章 |
草が緑でよく育つ第七の山は純心無垢な信仰者 常に善良で正しく意見に相違なく人々に憐れみを示し自分の稼ぎから快く与えます |
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9-25章 |
神の全創造物に水を飲ませる夥しい泉がある第八の山の信仰者は伝道する使徒と教師たちで常に義と真実に歩みます |
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9-26章 |
不毛で蛇に満ちた第九の山は寡婦と孤児の財産を奪う不正な聖職者 主の名を拒否した者 信仰において不具で嘘つきの者たちです |
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9-27章 |
牛の群れを覆う木が茂る第十の山は貧乏人や寡婦を保護する教会の監督と喜んで神の僕たちを歓待する信仰者です |
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9-28章 |
実をたわわに実らせた木々の在る第十一の山は主の名の為に死の受難に覚悟して耐え主を否定せず命を捨てた信仰者です |
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9-29章 |
白い第十二の山は嘘偽りのない子供たちのように何の悪意もなく罪を犯さず生涯純真を纏い誠実であり続けた信仰者です |
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9-30章 |
平地から持って来られて塔の建物の除かれたものの場所に置かれた石は白い山の根です 丸い石は富の故に少し切り取られました |
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9-31章 |
幼子のように純真であるという印を受けたあなたたちは純真を保ちなさい 攻撃を心に留めず悪意や敵意を取り除き完全でありなさい |
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9-32章 |
主があなたに完全無傷で与えた霊を全く役立たないものにして返したら主はどうするか 主はあなたの咎に我慢強いので悔い改めなさい |
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9-33章 |
牧者で悔い改めの天使の私が神の僕に語った言葉を聞き信じて道を正すなら神に生き悪意と侮辱の中に留まるなら神に生きないでしょう |
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第十の譬え |
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10-1章 |
天使が牧者と共に来て「全ての苦しみと残酷な行為から守られ全ての善い言葉と業で成功したいなら僕者の命令によって歩みなさい」 |
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10-2章 |
牧者の命令に従って実行する者は生きることができ主の許で栄光を得ます 牧者の命令に従わない者は自分自身を死に手渡します |
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10-3章 |
命令は乙女たち無しに守ることが出来ないから乙女たちをあなたの家に遣わしました汚れに耐えない乙女たちの為に家を清く保ちなさい |
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10-4章 |
主から能力を受けた者は善き業に励みなさい 善を為すことを急がなければ塔は完成してあなたたちはそれから締め出されるでしょう |
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Office Murakami |
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第九の譬え |
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9-1章 |
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私が牧者の戒めと譬えを書き記した後 |
悔い改めの天使が |
私の許に来て |
私に言いました |
私はあなたに全ての事を見せましょう |
教会の姿の下で聖霊があなたに語ったことを |
何故ならその聖霊は神の息子であるから |
そしてあなたの肉体の弱さの故に |
天使によってそれはあなたに告げられませんでした |
あなたが霊によって強くされるまで |
そして力が増し加えられるまで |
あなたも又天使を見ることが出来るように |
何故ならその時本当に塔の建物が非常に立派に輝かしく示されたから |
あなたに教会によって |
しかしながらあなたはあなたに示された全てのものを見ました |
現に一人の処女によって |
しかし今あなたは天使によって教えられています |
しかしまだその霊によって |
しかしあなたは全ての事を熱心に考えなければなりません |
何故ならその為に私はあなたの家に遣わされたから |
あの敬うべき使者によって |
あなたが全ての事を力強く見れる時 |
あなたが前のように恐れないように |
そして彼は私をアルカディアに在る一つの山の高台に連れて行きました |
そして私たちはその頂上に座りました |
そして彼は私に示しました |
大きな平地を |
そしてその周りにある異なる姿の十二の山々を |
第一のものは煤のように黒いものでした |
第二のものは滑々していました |
草がなく |
第三のものは茨と薊に満ちていました |
第四のものは草が半分枯れていました |
上の部分は緑でした |
しかしその隣の根は枯れていました |
そして草の或るものは |
太陽が熱くなると |
枯れました |
第五の山は非常に凸凹していました |
しかしまだ緑の草がありました |
第六の山は裂け目に満ちていました |
或るものは小さく |
そして或るものは大きく |
そしてこれらの裂け目に草が生えました |
繁茂することなく |
萎んでいるように見えました |
第七の山は気持ち良い牧草を持ち |
完全に実り多いものでした |
そしてあらゆる種類の家畜と |
天の鳥が |
それを食べていました |
そして彼等がそれを食べれば食べるるほど |
更に多く良く草は生えました |
第八の山は泉に満ちていました |
そしてこれらの泉から神の創造物の全種が水を飲みました |
第九の山は全く水がなく |
完全にそれに欠乏していました |
そして恐ろしい蛇が育って |
人に有害でした |
第十の山は高い木に満ちていました |
そして全体で陰を作り |
それらの陰の下で家畜が休み反芻していました |
第十一の山は太い木に満ちていました |
そしてそれらの木は幾種類の実を詰め込んでいるように見えました |
誰でもそれらを見た者はそれらの実を選んで食べたいと思うような |
第十二の山は全く白いものでした |
そして最も感じの良い外観でした |
そしてそれ自身が最も優れた美をそれ自身に与えていました |
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9-2章 |
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平地の真ん中に巨大な白い岩を彼は私に見せました |
それは平地から聳え立っていました |
そしてその岩はそれらの山々より高く |
四角でした |
その為それは全世界を支えることが出来るように見えました |
それは古いものであると私に見えました |
しかしそれの中に新しい門がありました |
それはそれの中に新しく切り出されたように見えました |
さてその門は太陽そのものより輝いていました |
私がその光に非常に感嘆していると |
門の周りに十二人の乙女が立っていました |
その内四人は門の隅に立っていて |
最も重要であるように私に見えました |
残りも又重要でありましたが |
そして彼女たちは門の四つの部分に立っていました |
それがこれらの乙女たちの魅力を更に増し加えました |
彼女たちが二人一組で立っていたことが |
亜麻布の衣を纏って |
きちんと帯を締め |
彼女たちの右腕を解放して |
まるで彼女たちが荷を持ち上げようとしているかのように |
何故ならそのように彼女たちは美を引き立てられて |
非常に朗らかで良い状態であったから |
私はこれを見て |
このようの素晴らしく崇高な事を見て私は一人で驚きました |
そして再び私はこれらの乙女たちの故に感嘆しました |
彼女たちがこんなに見目良く繊細であって |
そのように確りと堅固に立っていたので |
まるで彼女たちが全天を支えるかのように |
そして私がそのように一人で考えていると |
牧者が私に言いました |
あなたは一人で何を考えて |
不安になり |
心配事で満たされているのか? |
考えないようにしなさい |
まるであなたが賢者であるかのように |
あなたが分からないことを |
そうではなく主に祈りなさい |
あなたがそれを理解する能力を持てるように |
これから起こることをあなたは理解出来ません |
そうではなくあなたの前にあるものをあなたは見なさい |
それ故にあなたが見れないこれらの事で不安になってはいけません |
そうではなくあなたが見るこれらのことを理解しなさい |
好奇心は差し控えなさい |
そして私はあなたに見せましょう |
私があなたに告げるべき全ての事を |
しかし最初に |
まだ残っていることを考えなさい |
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9-3章 |
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そして彼が私にこれを言った時 |
私は見上げました |
すると見なさい |
六人の背の高い立派な男たちがやって来るのを私は見ました |
彼等の顔つきは全て同じでした |
そして彼等は或る大勢の男たちを呼びました |
そして彼等に呼ばれて来た者たちも又背が高くがっしりしていました |
そしてこれらの六人は彼等に命じました |
その門の上に一つの塔を建てるように |
すると直ちにこれらの男たちは大きな騒音を起こし始めました |
門の周りをあちらこちら走り回って |
塔を建てる為に一緒に来た男たちは |
しかし門の周りに立っていたこれらの乙女たちは分かっていました |
塔の建設は彼女たちによって急き立てられようとしていたことを |
そして彼女たちは彼女たちの手を伸ばしました |
まるで彼女たちが彼等から何かを受け取ろうとしたように |
そこでこれらの六人の男たちは命じました |
彼等が一つの深い場所から石を持ち上げて |
塔の建設の為にそれらを準備しなければならないことを |
そして十の白い石が持ち上げられました |
四角いもので |
周りを切られていないものが |
それからこれらの六人の男たちは十人の乙女たちを彼等の許に呼んで |
そして彼女たちに命じました |
建物に置かれることになっている全ての石を運ぶように |
そして門を通ってそれらを運んで |
塔を建てようとしている者たちにそれらを引き渡すように |
直ちに乙女たちは全て一緒にこれらの石を持ち上げ始めました |
深い場所から前に取り出されていたものを |
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9-4章 |
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そして門の周りに立っていた彼女たちも又このような方法で石を運びました |
最も頑丈に見えた石は四角を担われ |
残りは両側面に肩を差し入れられて |
そしてこのように彼女たちは全ての石を運びました |
そして門を通ってそれらを運んでそれらを建設者たちに渡しました |
彼等は命じられたように |
それらを彼等の手に受け取って |
それらで建てました |
そしてこの建物は造られました |
あの大きな岩の上に |
そして門の上に |
そしてこれらによって塔全体は支えられました |
しかし十の石の建設は門全体を埋めました |
それはその塔の土台として造られ始めました |
これらの十の石の後に二十五個の他の石が深い所から上げられました |
そしてこれらは同じ塔の建設に置かれました |
これらの乙女たちに持ち上げられて |
前の他の石と同じように |
これらの後に三十五の他の石が上げられました |
そしてこれらも又同じやり方で同じ作業にはめ込まれました |
それから四十の他の石が運び上げられました |
そしてこれら全てはその塔の建設に加えられました |
それでその塔の土台に四層が生じ始めました |
そして石は深い所から上げることを止めました |
そして建てる者たちも又少し休みました |
再びあの六人の男たちが大勢の人に命じました |
あの十二の山から同じ塔の建設に彼等が石を持って来るように |
それで彼等は全ての山から幾つかの色の石を切り出しました |
そしてそれらを持って来てそれらを乙女たちに渡しました |
彼女たちは受け取ってそれらを運びました |
そしてそれらを塔の建設者たちに渡しました |
それらは建てられると白くなり |
以前のそれらと違いました |
何故ならそれらは全て同じようになって |
それらの以前の色を変えたから |
そして或るものは男たち自身によって届けられました |
それらは建物に入っても |
それらは置かれた時と同じままであり続けました |
これらは白くならず |
以前と変わりませんでした |
何故ならそれらは門を通って乙女によって運ばれなかったから |
それ故にこれらの石は建物の好みに合いませんでした |
あの六人の男たちはそれを知って |
彼等は命じました |
それらを取り除いて |
それらが持って来られた場所に再び置くように |
そしてこれらの石を持って来た者たちに彼等は言いました |
あなたたちはこの塔の為にどんな石も私たちに届けてはいけません |
そうではなくそれらを塔の側に置きなさい |
そしてこれらの乙女たちがそれらを運んで私たちに届けます |
何故ならそれらは門を通ってこれらの乙女たちに運ばれない限り |
それらはそれらの色を変えることが出来ないから |
それ故に無駄骨を折らないようにしなさい |
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9-5章 |
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このように建設はその日終わりました |
けれども塔は完成しませんでした |
何故ならそれは後に建てられ続けたから |
それ故に今はそれを建てるのに幾分の遅れがありました |
そしてこれら六人の男たちは建てる者たちに命じました |
離れて暫く休むように |
しかし彼等はこれらの乙女たちに命じました |
彼女たちは塔から離れてはいけないと |
今や彼女たちはそれを守る為に残されたように私に見えました |
全ての者が離れた時 |
私は牧者に言いました |
主よ |
何故塔の建設が終わらないのですか? |
何故ならそれは出来ないから |
彼は言いました |
終わることは |
それの主が来て |
建物を承認するまで |
もし彼がその中に良くない石を見出すなら |
それらは替えられる為に |
何故ならこの塔は彼の意志に従って建てられるから |
主よ |
私は言いました |
この塔の建設は何を意味するか私は知りたい |
その上この岩についても私に知らせて欲しい |
そしてこの門についても |
そして山々について |
そして乙女たちについて |
そして石について |
深い所から外に上げられて |
切られずに |
それらが出て来た状態のままに建物に嵌め込まれものについて |
そして何故十の石が最初に土台に置かれたのか |
それから二十五の石が |
それから三十五の石が |
それから四十の石が |
又これらの石について |
それは建物に嵌め込まれて |
再び取り除かれて |
それらの場所に運び戻されたものについて |
叶えて下さい |
お願いします |
これらの事全てについて私の魂の望みを |
そして全てを私に明らかにして下さい |
そして彼は私に言いました |
もしあなたが愚鈍でなければ |
あなたは全てを知るでしょう |
そしてこの塔で起ころうとする他の全ての事をあなたは見るでしょう |
そしてこれらの全ての譬えをちゃんと理解するでしょう |
そして数日後私たちは前に座った同じ場所に来ました |
そして彼は私に言いました |
私たちは塔に行きましょう |
何故ならそれの主が来てそれを調べるから |
それで私たちはそちらに行きました |
そしてそこにあの乙女たち以外誰も見出しませんでした |
そして彼は彼女たちに尋ねました |
その塔の主がそちらに来たかどうか |
そして彼女たちは答えました |
彼はその建物を調べに間もなくそこに来るだろうと |
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9-6章 |
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ほんの少し経って私は見ました |
非常に多くの人々がやって来るのを |
そして彼等の真ん中にとても背の高い男を |
彼は高さにおいて塔を超えていました |
彼の周りにあの六人が居ました |
前に建設で命令していた者たちが |
そして残りは全てその塔を建てていた者たちでした |
そして大いなる威厳の多くの他の人々が居ました |
そして塔を守っていた乙女たちが彼に会いに走って行きました |
そして彼に口づけして彼の近くを歩み始めました |
しかし彼はとても注意深く塔を調べました |
彼はことごとくの石に手で触れて |
ことごとくのものを彼の手に握った棒で打ちました |
そのうち或るものは打たれて煤のように黒く変わり |
他のものはざらざらになり |
或るものはまるでひびがあったようになり |
他のものは傷ついたもののように見え |
或るものは黒くも白くもならず |
或るものは尖ったように見え |
そして他の石と合わず |
そして他のものは染みに満ちました |
これらが建物に適しないと見出された石の幾つかの種類でした |
その全てを主は塔から取り除くように命じました |
そして近くに置くように |
そして他の石を持って来てそれらの場所に入れるように |
そして建てる者たちは彼に尋ねました |
どの山々から石を持って来たらよいか |
脇に置かれた石の場所に入れる為に |
しかし彼は彼等に山々から持って来ることを禁じました |
そして近くにある或る野原からそれらを持って来るように彼は彼等に命じました |
そこで彼等はその野原を掘りました |
そして多くの輝く四角い石を見出しました |
そして又丸い石を |
その野原で見出されたものは全て持って行かれて |
門を通ってあの乙女たちに運ばれました |
そして四角い石は抜き出された石の場所に合わされて入れられました |
しかし丸い石は建物の中に入れられませんでした |
何故ならそれらは固くて |
それらを切るのに余りに多くの時間を要したから |
しかしそれらは塔の周りに置かれました |
それらが将来四角く切られて |
建物に入れられるように |
何故ならそれらは非常に白かったから |
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9-7章 |
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最高に威厳があり |
塔全体の主である者はこれを見て |
彼は私と共に居た牧者を彼の許に呼びました |
そして除かれて塔の周りに置かれた石を彼に渡しました |
そして彼に言いました |
念入りにこれらの石を洗い清めなさい |
そしてそれらを塔の建物にはめ込みなさい |
それらが残りのものと合致するように |
しかし残りのものと合わないものは |
塔から遠くに投げ捨てなさい |
彼はこのように彼に命じて |
彼は立ち去りました |
彼と共に塔に来た全ての者たちと共に |
しかしあの乙女たちは塔の周りにそれを守る為に今まで通り立っていました |
そして私はあの牧者にいいました |
どうしてこれらの石は出来るのか? |
それらは除かれたのに |
この塔の建物に戻ることが |
彼は答えました |
私がこれらの石から最も大きな部分を切り離します |
そしてそれらを建物に付け加えます |
そしてそれらは残りと合致するでしょう |
そして私は言いました |
主よ |
どうしてそれらは同じ場所を満たすことが出来るのでしょうか? |
それらはそれだけ多く切り離されたのに |
彼は答えました |
小さ過ぎると見なされたものは塔の中央に嵌め込まれます |
そしてより大きなものは外側に置かれて |
それらを閉じ込めます |
彼はこのように私に言って |
彼は加えました |
さあ私たちは行きましょう |
そして三日の後に私たちは戻りましょう |
そして私はこれらの石を嵌めこみましょう |
洗い清めて |
塔に |
何故なら塔の周りにあるこれら全ては洗い清められなければならないから |
塔の主が偶々突然やって来て |
塔の周りにあるこれらが汚れているのを見出して |
激怒しないように |
その結果これらの石は塔の建物に決して嵌め込まれないでしょう |
そして私は私の主の命令を忘れたと見られるでしょう |
それ故に私たちは三日後に塔の所に来て |
彼は私に言いました |
私たちはこれらの石を全て調べましょう |
そして私たちはよく見ましょう |
それらのどれが建物に入れるか |
私は答えました |
主よ |
私たちはよく見ましょう |
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9-8章 |
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全ての最初に私たちは検討しました |
黒かったものを |
何故ならそれらは塔から抜き出された時と全く同じ状態であったから |
それ故に彼は命じました |
それらを塔から移してそれらだけで置くように |
それからざらざらであったものを彼は調べて命じました |
それらの多くを丸く切って |
乙女たちによって塔の建物に取り付けるように |
それで彼女たちはそれらを取って |
建物の中央にそれらを取り付けました |
そして残りを黒いものと共に置くように彼は命じました |
何故ならそれらも又黒くなったから |
次にひびの一杯あったものを彼は検討しました |
そしてこれらの多くも又削り取るように彼は命じました |
それで同じ乙女たちによって建物の残りに加えるように |
これらは完全無傷であった故に外側に置かれました |
しかし残りはそのひびの多さの故に作り直すことが出来ませんでした |
そしてそれ故に塔の建物から投げ捨てられました |
それから傷ついたものを彼は検討しました |
これらの多くはひびが入っていました |
そして黒くなっていました |
他のものは割れ目がありました |
これらのものを除かれたものと共に置くように彼は命じました |
しかし残りは洗い清めて作り直して |
建物に嵌め込むように彼は命じました |
それ故にあの乙女たちはこれらを取り上げて |
建物の中央に取り付けました |
何故ならそれらは全く弱かったから |
これらの後で彼は調べました |
半分白く半分黒い状態で見出されて |
今やそれらの多くは黒くなったものを |
これらも又投げ捨てられたものの中に置くように彼は命じました |
残りは全く白く見出されました |
これらは乙女たちによって取り上げられました |
そして同じ塔に取り付けられました |
そしてこれらは外側に置かれました |
何故ならそれらは完全無傷で見出されたから |
その結果中央に置かれたものの中にそれらが留まることが出来ました |
何故ならそれらから何も切り取られなかったから |
次に堅くて尖ったものを彼は見ました |
しかしそれらの僅かなものしか使えませんでした |
それらが切れない故に |
何故ならそれらは非常に堅かったから |
しかし残りは形作られて |
乙女たちによって塔の中央に取り付けられました |
何故ならそれらはもっと弱かったから |
それから染みが付いたものを彼は検討しました |
それらの僅かは黒く見出されました |
そしてこれらはその仲間の所に運ばれました |
残りは白くて完全無傷でした |
そしてそれらは乙女たちによって建物に取り付けられました |
そして外側に置かれました |
それらの強さ故に |
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9-9章 |
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この後に彼は白くて丸い石を検討する為に来ました |
そして彼は私に言いました |
私たちはこれらの石をどうしようか? |
私は答えました |
主よ |
私は分かりません |
彼は答えました |
あなたはこれらに対して何も考えられないのか? |
私は答えました |
主よ |
私はこの技術を理解していないし |
私は石工でもなく |
私は何も言えません |
そして彼は言いました |
それらが非常に丸いのをあなたは見えないのか |
今それらを四角くする為に |
私はそれらから大量に切り取らなければなりません |
けれども |
これらの幾つかは塔の建物に入れる必要があります |
私は答えました |
もしそれが必要なら |
何故あなたは困っているのか |
あなたは選ぼうとしないのか |
もしあなたがそれらの中から選んで |
それらを建物に嵌め込むなら |
これ故に彼は最も大きくて最も輝いているものを選び出しました |
そしてそれらを四角くしました |
彼が終わると乙女たちがそれらを取り上げました |
そして建物の外側にそれらを置きました |
残った残りはそれらが持って来られた同じ野原に運び戻されました |
けれども |
それらは投げ捨てられませんでした |
何故なら |
彼は言ったから |
まだ少しこの塔に足りない所があります |
建てられる為に |
そして恐らく主はこれらの石をこの建物に嵌め込むことを望むでしょう |
何故ならそれらは非常に白いから |
そこで十二人の非常に威厳のある女たちが呼ばれました |
黒い衣服を着て |
帯を締め |
そして彼女たちの肩を開けて |
そして彼女たちの髪の毛を解いた女たちが |
これらは田舎の女たちであるように私に見えました |
そして牧者は彼女たちに命じました |
建物から追い出されたこれらの石を取り上げるように |
そしてそれらが取り出された山々に運び戻すように |
そして彼女たちは喜んでそれら全てを取り上げました |
そしてそれらが持って来られた場所にそれらを運び戻しました |
塔の周りに一つの石も残らなくなると |
彼は私に言いました |
私たちはこの塔を歩き回りましょう |
そしてそれに何か欠けているかどうか見ましょう |
それ故に私たちはそれを歩き回り始めました |
そしてそれが見事に建てられたのを彼は見て |
彼は非常に喜び始めました |
何故ならそれはとても美しく組み立てられたので |
それを見た人は誰でもその建物を愛さざるを得なかったから |
何故ならそれは全て一つの石だけのように見え |
継ぎ目は何一つ現れず |
一つの岩から全て切り出されたようにそれは見えたから |
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9-10章 |
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そしてそれは一つの塔であったことを私はよく考えて |
私は非常に喜びました |
そして彼は私に言いました |
石灰と小さい貝をここに持って来なさい |
建物から取り出された石の空間を私が埋めて |
再び嵌め込む為 |
何故なら塔の周りは平らに造られなければならないから |
そして彼が私に命じた通りに私はしました |
そしてそれらを彼に持って行きました |
そして彼は私に言いました |
私を手伝う準備をしなさい |
それでこの仕事はすぐ終わるでしょう |
それ故に彼は石の空間を埋めました |
そして塔の周りの場所を洗い清めるように命じました |
そこであの乙女たちは枝箒を取って |
周りの場所全てを洗い清めました |
そして全ての塵を取り去りました |
そして水を振りかけました |
済むと |
その場所は素敵になりました |
そして塔は美しくなりました |
それから彼は私に言いました |
全ては今や綺麗になりました |
もし主が塔を仕上げる為に来ても |
私たちに不満を言うことは何も見出せないでしょう |
彼はこれを言って立ち去ろうとしました |
しかし私は彼の袋を掴んで |
お願いしますと彼に懇願し始めました |
彼が私に見せた全ての事を私に説明するように |
彼は私に言いました |
私は今ちょっと用事があります |
しかし私は思いがけない時にあなたに全ての事を説明します |
私が来るまでここで私を待ちなさい |
私は彼に言いました |
主よ |
私はここで一人だけで何をすれば良いのでしょうか |
彼は答えました |
あなたは一人だけではありません |
これらの乙女全てがあなたと共に居ますから |
私は言いました |
主よ |
それでは私を彼女たちに引き渡して下さい |
そこで彼は彼女たちを呼んで彼女たちに言いました |
私が来るまでこの男をあなたたちに委ねます |
それで私はこれらの乙女たちと共に留まりました |
さて彼女たちは私に快く親切でした |
特に四人は |
彼女たちの中で最も主だって見えた者たちは |
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9-11章 |
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それからこれらの乙女たちは私に言いました |
牧者は今日ここに戻って来ませんと |
私は彼女たちに言いました |
それでは私は何をすればよいでしょうか |
彼女たちは答えました |
晩まで彼を待ちなさい |
もしかして彼が来るならあなたと話すでしょう |
しかし来ないなら |
彼が来るまであなたはまだ私たちと共に居続けなければなりません |
私は彼女たちに言いました |
私は晩まで彼を待ちましょう |
しかしもしその時まで彼が来ないなら |
私は家に帰ります |
そして翌朝再びここに戻って来ます |
彼女たちは私に答えました |
あなたは私たちに引き渡されました |
あなたは私たちから離れることが出来ません |
私は言いました |
どこに私は留まらなければいけませんか |
彼女たちは答えました |
あなたは兄弟のように私たちと共に眠らなければなりません |
夫のようではなく |
何故ならあなたは私たちの兄弟ですから |
そして私たちはこれからあなたと共に宿る準備をします |
何故ならあなたは私たちに非常に大事な人であるから |
しかしながら私は彼女たちと共に留まることを恥ずかしく思いました |
しかし彼女たちの中で最も主だって見えた彼女が |
私を抱擁して |
私に口づけし始めました |
そして私が彼女に口づけされたのを見た残りの者たちは |
兄弟のように又私に口づけし始めました |
そして塔の周りに私を連れて行きました |
そして私と共に遊びました |
又彼女たちの幾人かは讃美歌を歌いました |
他の者たちは彼女たちと合唱しました |
しかし私は彼女たちと共に塔の周りを歩きました |
黙って楽しみながら |
そして再び若返った私自身を自覚しながら |
晩が来て |
私は直ちに家に帰ろうとしました |
しかし彼女たちは私を引き止めました |
そして私を離しませんでした |
それ故に私はその夜彼女たちと共に留まりました |
同じ塔の近くで |
そこで彼女たちは彼女たちの亜麻布の衣を地面の上に広げて |
真ん中に私を置きました |
彼女たちは他に何もせず |
彼女たちは祈るだけでした |
私も又彼女たちと共に休みなく祈りました |
彼女たちに劣ることなく |
彼女たちはそのように祈る私を見て |
大いに喜びました |
そして私は翌日まで彼女たちと共にそこに留まりました |
そして私たちが神を伏し拝んでいた時 |
その時牧者が来て彼女たちに言いました |
あなたたちはこの男に悪い行いをしなかったか |
彼女たちは答えました |
彼に尋ねて下さい |
私は彼に言いました |
主よ |
私は彼女たちと共に留まって大満足でした |
そして彼は私に言いました |
あなたはどのように夕食を食べたのか? |
私は答えました |
主よ |
私は一晩中主の言葉を食べました |
それでそれらをあなたは十分に受け入れたのか |
彼は言いました |
私は言いました |
主よ |
とても十分に |
彼は答えました |
あなたは望むことを今知りたいのか |
私は答えました |
主よ |
私は知りたい |
そして最初に私はあなたにお願いします |
私が尋ねる順に全てのことをあなたが私に示すように |
彼は答えました |
あなたが私に望む通りに私は全てをしましょう |
私はあなたから何も隠しません |
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9-12章 |
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全ての最初に |
主よ |
私は言いました |
私に告げて下さい |
この岩は |
そしてこの門は何を示すのか? |
聞きなさい |
彼は言いました |
この岩は |
そしてこの門は |
神の息子です |
私は答えました |
主よ |
そんなことがあり得るでしょうか |
岩が古くて |
門が新しいのに |
聞きなさい |
彼は言いました |
愚か者よ |
悟りなさい |
神の息子は本当にどの創造物より以前に存在します |
彼は全てのものの創造に彼の父と協議したほどです |
しかし門は新しいものです |
何故なら彼は時が満ちて最後の日々に現れたから |
救いを獲得しようとする者たちが |
それによって神の王国に入れる為 |
あなたは見ました |
彼は言いました |
門を通って運ばれたそれらの石を |
どうしてそれらは塔の建物の中に置かれて |
門を通って運ばれなかったものは |
それら自身の場所に追いやられたのか? |
私は答えました |
主よ |
私はそれを見ました |
このように |
彼は言いました |
誰も神の王国に入れません |
神の息子の名を己に受けようとする者以外は |
何故ならもしあなたが何処かの町に入るなら |
そしてその町が壁に囲まれていて |
一つの門だけなら |
あなたはその門による以外その町に入ることが出来ますか? |
私は答えました |
主よ |
どうして私は他の方法で為し得るでしょうか |
そのように |
彼は言いました |
その門による以外その町に入る方法は他にありません |
神の王国に入ることは誰も出来ません |
ただ息子の名による以外 |
彼にとって最愛の者の |
そして彼は私に言いました |
あなたはあの塔を建てた群衆見ましたか? |
主よ |
私は言いました |
私はそれを見ました |
彼は答えました |
それらは全て天使たちです |
彼等の威厳を尊ぶべき者たちです |
主は壁のようにそれらの者たちに取り巻かれています |
しかし門は神の息子です |
彼が神に至る唯一の道です |
何故なら誰も神の許に行けないから |
彼の息子による以外 |
あなたは又見ましたか |
彼は言いました |
六人の男たちを |
そして彼等の真ん中に尊ぶべき大きな男を |
彼は塔の周りを歩いて |
塔から石を除きました |
主よ |
私は言いました |
私は彼等を見ました |
彼は答えました |
あの背の高い男は神の息子でした |
そしてあの六人は最も卓越した威厳のある天使たちでした |
彼の周りに右側と左側に立っていた者たちは |
これらの優れた天使たちの誰も彼なしに神の許に行けません |
彼は付け加えました |
それ故に誰でも彼の名を己に受けない者は |
彼は神の王国に入れません |
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9-13章 |
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そこで私は言いました |
この塔は何ですか? |
これは |
彼は言いました |
教会です |
そして何ですか? |
主よ |
これらの乙女は |
彼は私に言いました |
これらは聖霊です |
何故なら人は誰も神の王国に入れないから |
これらの者たちが彼女たちの衣を彼に着せる以外 |
何故なら神の息子の名を受けることはあなたに何の役にも立たないから |
あなたが彼女たちから彼女たちの衣を受け取らない限り |
何故ならこれらの乙女は神の息子の力であるから |
それで人は彼の名を空しく担うでしょう |
彼が彼の力を授けられない限り |
そして彼は私に言いました |
あなたは投げ捨てられたあの石を見ましたか? |
彼等は本当に名を担いました |
しかし彼女たちの衣を着ませんでした |
私は言いました |
主よ |
彼女たちの衣は何ですか? |
まさに彼女たちの名が |
彼は言いました |
彼女たちの衣です |
それ故に神の息子の名を担う者は誰でも |
彼女たちの名も又担わなければなりません |
何故なら神の息子も又彼自身彼女たちの名を担うから |
これらの石に関しては |
彼は続けました |
彼女たちの手で引き渡されて |
塔の中に留まっているのをあなたは見ました |
それらは彼女たちの力を身に着けました |
その為にあなたは見ました |
岩と同じ色の塔全体を |
そしてそれはまるで一つの石から造られたようであることを |
それで彼の息子によって神を信じた者たちも又 |
彼の霊を身に着けました |
見なさい |
一つの霊に |
そして一つの体に |
そして彼等の衣の一つの色になります |
彼等は全てこれに到達します |
これらの乙女の名を担う者たちは |
そして私は言いました |
主よ |
それでは何故除かれたこれらの石は投げ捨てられたのですか? |
それらも又門を通って運ばれて |
これらの乙女の手によってこの塔の建物に渡されたのに |
彼は言いました |
あなたは全ての事を熱心に注意深く尋ねる故に |
除かれたこれらの石について又聞きなさい |
これらの全ては神の息子の名を受けました |
そしてそれと共にこれらの乙女の力を |
それ故にこれらの霊を受けて |
彼等は完全になりました |
そして神の僕の一員に入れられました |
そして彼等は一つの体になり始めました |
そして一つの衣を持ち始めました |
何故なら彼等は同じ義を授けられたから |
それを彼等は同じように遂行しました |
しかしその後で彼等はあの女たちを見ました |
彼女たちをあなたは見ました |
黒い衣を着て |
彼女たちの肩を解放して彼女たちの髪の毛を解いた女たちを |
彼等は彼等の欲望を彼女たちに留めました |
彼女たちの美しさに誘惑され |
彼女たちの力を着て |
乙女たちの衣を捨てました |
それ故に彼等は神の家から捨てられました |
そしてあの女たちに引き渡されました |
しかし彼女たちの美しさに堕落しなかった者たちは |
神の家に留まりました |
これは |
彼は言いました |
除かれたあの石の意味です |
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9-14章 |
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そして私は言いました |
主よ |
もしこれらの男たちの誰かが悔い改めて |
これらの女たちへの彼等の欲望を捨て去り |
改心して |
これらの乙女たちに戻って |
彼女たちの美徳を再び身に着けるなら |
彼等は神の家に入ることは出来ないでしょうか? |
彼等は入れます |
彼は言いました |
もし彼等がこれらの女たちの業を全て捨て |
これらの乙女たちの力を取り戻し |
彼女たちの業によって歩むなら |
そしてこれ故に建築は停止しています |
もし彼等が悔い改めるなら |
彼等がこの塔の建物に加えられる為 |
しかしもし彼等が悔い改めないなら |
他の者たちが彼等の場所に組み込まれるでしょう |
そこで彼等は完全に投げ捨てられます |
全てこれらのこと故に私は主に感謝しました |
彼の名を呼ぶ全ての者たちを憐れんで |
彼は私たちに悔い改めの天使を遣わしました |
彼に対して罪を犯した私たちを統括する為 |
そして彼はほとんど駄目になった私たちの霊を再び新しくしました |
そして救いの望みのなかった者たちが |
今や命の更新に向けて再生されています |
そこで私は言いました |
今私に示して下さい |
主よ |
何故この塔が地面の上に建てられずに |
岩の上 |
そして門の上に建てられたのか? |
彼は答えました |
あなたは愚かで |
分からない人です |
それ故にあなたはこれを尋ねます |
そして私は言いました |
主よ |
私はあなたに全ての事を尋ねなければなりません |
何故なら私は何も分からないから |
何故ならあなたの答え全てが偉大で素晴らしいので |
人はほとんで理解できないから |
聞きなさい |
彼は言いました |
神の息子の名は大きくて限りなく |
全世界はそれによって支えられています |
もしそれ故に |
私は言いました |
神の創造物が皆彼の息子によって支えられるなら |
何故彼はこれらの者たちも又支えないのですか? |
彼によって招かれて |
彼の名を負って |
彼の戒めの中を歩む者たちを |
あなたは分かっていません |
彼は言いました |
彼は彼等を支えます |
全心で彼の名を負う者たちを |
それ故に彼は彼等の土台です |
そして喜んで支えます |
彼の名を拒まないで |
自発的にそれを負う者たちを |
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9-15章 |
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そして私は言いました |
主よ |
名を私に告げて下さい |
これらの乙女の |
そして黒い衣を着たあの女たちの |
聞きなさい |
彼は言いました |
あの乙女たちの |
より強力で門の角に立つ者の |
これらが彼女たちの名です |
第一は信仰と呼ばれます |
第二は節制 |
第三は力 |
第四は忍耐 |
これらの下に立つ残りの者は |
純真 |
無垢 |
純潔 |
快活 |
真実 |
理解 |
和合 |
慈愛 |
それ故に負う者は誰でも |
これらの名と神の息子の名を |
神の国に入ることが出来ます |
さあ聞きなさい |
彼は言いました |
この女たちの名は |
黒い衣を着た女たちの |
これらのうち |
四人が主要です |
第一は不信 |
第二は不節制 |
第三は不誠実 |
第四は快楽 |
そして後に続く残りの者はこのように呼ばれます |
悲哀 |
悪意 |
欲望 |
怒り |
虚偽 |
愚かさ |
高慢 |
そして憎悪 |
神の僕は |
これらの霊を負う者は |
実に神の王国を見ることはできます |
しかしそれに入ることは出来ません |
しかし |
主よ |
深みから取られて建物に嵌め込まれたこれらの石は何ですか? |
十個は |
彼は言いました |
土台に置かれたものは |
第一代 |
その次の二十五個は |
第二代 |
正しい人々の |
次の三十五個は |
主の預言者たちと聖職者たち |
そして四十個は |
神の息子を伝道する使徒たちと教会博士たち |
そして私は言いました |
主よ |
何故乙女たちはこれらの石を門から運んだ後に建物に置いたのですか? |
そして彼は言いました |
何故なら彼女たちがこれらの霊を運んで |
それらが互いに離れることなく |
霊から人々が離れず |
人々から霊が離れなかったから |
霊は彼等の死ぬ日までその人々に結ばれていて |
もし彼等がこれらの霊を彼等と共に持たなかったから |
彼等はこの塔の建築に役立つことは出来ませんでした |
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9-16章 |
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そして私は言いました |
主よ |
これを更に私に示して下さい |
彼は答えました |
何をあなたは尋ねるのか? |
何故これらの石が深みから来たのか |
そしてこの塔の建物に置かれたのか |
彼等はずっと前にあの聖霊を負ったのに |
それは必要でした |
彼は言いました |
彼等の為に水によって上がることが |
彼等が安らぐ為に |
何故なら彼等は他の方法では神の王国に入ることが出来なかったから |
彼等の以前の死ぬべき命を捨てる以外に |
それ故に死人である彼等は |
それにも拘わらず神の息子の印を押されて |
それで神の王国に入りました |
何故なら人は神の息子の名を受ける前 |
彼は死に定められているから |
しかし彼がその印を受けた時 |
彼は死から解放されます |
そして命を与えられます |
その印は洗礼の水です |
その中に人々は死に向かって義務として下って行きます |
しかし約束された命に向かって上がって来ます |
これらの故に又この印は伝道されました |
そして彼等はそれを活用しました |
彼等が神の王国に入る為に |
そして私は言いました |
それでは何故 |
主よ |
これらの四十の石は深みから彼等と共に上ったのか? |
既にその印を受けたのに |
彼は答えました |
何故ならこれらの使徒と教師は |
彼等は神の息子の名を伝道しました |
彼の信仰と力を受けた後に死んで |
前に死んだ者たちに伝道して |
彼等はこの印を彼等に与えたから |
それ故に彼等は彼等と共に水に下って行きました |
そして再び上って来ました |
しかしこれらは彼等が生きている間に下って行きました |
そして生きて上がって来ました |
一方死ぬ前であった者たちは |
死んで下って行きました |
しかし生きて上って来ました |
それ故にこれらを通して彼等は命を受けました |
そして神の息子を知りました |
それ故に彼等は彼等と共に上って来ました |
そして塔の建物に嵌め込まれました |
そして切られずに |
全て置かれました |
何故なら彼等は義によって死んだから |
そして大いなる純潔によって |
この印が彼等にないだけでした |
このようにあなたはこれらの事について詳細な説明を受けました |
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9-17章 |
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私は答えました |
主よ |
あの山々に関することを今私に告げて下さい |
何故それらは異なるのか? |
一つの形のものが |
他のものと |
聞きなさい |
彼は言いました |
あなたが見たこれら十二の山々は |
十二の民族です |
それは全世界を構成します |
それ故に神の息子は彼等に伝道されます |
彼が彼等に遣わした者たちによって |
しかし何故 |
私は言いました |
彼等は異なるのか |
そしてそれぞれの形なのか |
彼は答えました |
傾聴しなさい |
全世界を所有するあの十二の民族は |
十二の国民です |
あなたがこれらの十二の山々を異なっていると見たように |
彼等はその通りです |
それ故に私はあなたに各山の意味と行動を公開しましょう |
しかし最初に |
主よ |
私は言いました |
これを私に示して下さい |
これらの山々がそれほど異なるのに |
どうしてそれらはこの塔の建物の中で一致して |
一色になり |
深みから出されたものに劣らず輝くのか? |
何故なら |
彼は答えました |
天の下に居る全民族は |
神の息子の同じ一つの名を聞いて信じ |
それによって彼等は呼ばれたから |
それ故に彼の印を受けて |
彼等は同じ理解と知識の共有者にされました |
そして彼等の信仰と博愛は同じでした |
そして彼等は彼の名と共にこれらの乙女たちの霊を負いました |
そしてそれ故にこの塔の建物は同じ色に見えました |
そして太陽の輝きのように光りました |
しかし彼等がそのように一つの心に一致して |
彼等の全てが一つの体になり始めた後に |
それにも拘わらず彼等の或る者は身を汚しました |
そして義の種族から投げ捨てられました |
そして再び彼等の前の状態に戻りました |
そして前より更に悪くなりました |
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9-18章 |
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どうして |
私は言いました |
主よ |
主を知った者たちはもっと悪くなったのですか? |
彼は答えました |
もし神を知らない者が邪悪に生きるなら |
彼の邪悪の罰は彼に付随します |
しかし主を知った者は |
全ての邪悪を全部断つべきです |
そして更に更に義の奉仕者になるべきです |
そして彼は更に罪を犯すようにあなたに見えないか? |
善に従うべき者が |
もし彼が罪の一部を好むなら |
神の力を知らないで罪を犯す者よりも |
それ故にこれらの者たちは本当に死に定められます |
しかし主を知って |
彼の素晴らしい業を見た者たちが |
もし彼等が邪悪に生きるなら |
彼等は二倍に罰せられなければなりません |
そしてとこしえに死ななければなりません |
それ故にあなたが見たように |
石は塔から捨てられた後 |
除かれた石は |
それらは邪悪で残酷な霊に引き渡されました |
そして塔が洗い清められたのをあなたは見ました |
まるでそれが一つの石から造られたように |
そのように神の教会は |
それが清められる時 |
邪悪な者たちと偽善者たちが |
悪意のある者と不審な者が |
そしてその中で邪悪に振る舞って |
罪の幾つかを犯した全ての者が |
捨てられる時 |
一つの体になるでしょう |
そして実現するでしょう |
一つの理解が |
一つの意見が |
一つの信仰が |
そして同じ博愛が |
そしてその時神の息子は彼等の中で喜び楽しむでしょう |
そして純真な心と共に彼の民を受け入れるでしょう |
そして私は言いました |
主よ |
これらの全ては素晴らしくて立派なことです |
しかし今私に示して下さい |
それぞれの山の効果と力を |
主を信頼する全ての魂が |
それがこれらの事を聞いて賞讃するように |
彼の偉大で |
素晴らしく |
聖なる名を |
聞きなさい |
彼は言いました |
これらの山々の多様性を |
即ち |
十二の国民について |
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9-19章 |
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黒い第一の山の信者たちは |
信仰から背いて |
主に対して悪口を言って |
神の僕たちを裏切った者たちです |
これらの者たちは死を宣告され |
彼等の為に悔い改めはなく |
それ故に彼等は黒です |
何故なら彼等の性質は邪悪であるから |
つるつるの第二の山の信者たちは |
偽善者たち |
そして駄目教師たちです |
そしてこれらの者たちは前述の者たちに次ぎます |
彼等の中に義の実はありません |
何故なら彼等の山は不毛で実がないように |
そのように又その種の人々はいかにもキリスト教徒の名を持っていますが |
信仰は空であり |
彼等の中に真の実は何もないから |
それにも拘わらず彼等に悔い改めの余地は残されています |
もし彼等が突然それを追い求めなら |
しかしもし彼等が遅れるなら |
彼等も又前述の種族と共に死の共有者になるでしょう |
私は言いました |
主よ |
何故それらの者たちに悔い改めの余地が残されて |
そして前述の種族に残されていないのですか? |
彼等の罪はほとんど同じに見えるのに |
これ故です |
彼は言いました |
これらの者たちが悔い改めによって生き返るのは |
彼等は彼等の主を冒涜せず |
又神の僕たちを裏切らなかった故 |
しかし彼等の所有欲によって人々を騙しました |
罪人の欲望に従って彼等を導きました |
それ故に彼等はこの事の故に罰せられるでしょう |
けれども彼等に悔い改めの余地は残されています |
何故なら彼等は主に対して何も邪悪な事を語っていないから |
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9-20章 |
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棘と茨を持つ第三の山の出身者たちは |
信仰者であるが |
彼等の或る者たちは金持ちで |
他の者たちは多くの業務に従事していました |
茨は彼等の富です |
棘は |
彼等が従事している業務です |
今多くの仕事と多様な業務に掛かり合う者たちは |
神の僕たちに仲間入りせずに |
彷徨っています |
彼等が一杯に詰め込んだこれら業務によって呼び出されて |
そして金持ちである者たちは |
神の僕たちとの会話に身を委ねることを容易にしません |
彼等から何かを求められないか恐れて |
それ故にこれらの者たちは神の王国にほとんで入ることが出来ません |
何故なら人は裸の足で棘の上を歩くのが難しいように |
そのようにこの種の人々は神の王国にほとんど入ることが出来ないから |
しかしながらこれらの全ての人に悔い改めに戻る余地があります |
もし彼等が急いでそれに戻るなら |
彼等が過去に実行することを怠った故に |
今後の時に彼等が善を実行する為 |
それ故にもし悔い改めて彼等が義の業を実行するなら |
彼等は生きるでしょう |
しかしもし彼等が彼等の邪悪な路に留まるなら |
彼等は彼等の命を取り去るあの女たちに引き渡されるでしょう |
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9-21章 |
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第四の山はどうかといえば |
それは多くの草を有し |
上の部分は緑だが |
根は乾いて |
それの或るものは太陽の熱に触れて萎れています |
それは疑っている者たちを意味します |
彼等は信仰しました |
そして或る者たちは彼等の舌で主を伝えました |
しかし彼等の心に彼を持ちませんでした |
それ故に彼等の草は乾いて |
根無しです |
何故なら彼等は言葉だけで生きるから |
しかし彼等の業は死んでいます |
それ故にこれらの者たちは死にも生きもしません |
その上疑っています |
何故なら疑っている者たちは緑でも乾いてもいないから |
つまり |
死んでも生きてもいません |
何故なら草が太陽に照らされて乾いたように |
そのように疑っている者たちは迫害を聞いて |
不都合を恐れるや否や |
彼等の偶像たちに戻って |
再び彼等に仕えます |
そして主の名を負うことを恥じます |
この種の人々は死んでも生きてもいません |
しかしながらこれらの者たちは又生きることが出来ます |
もし彼等が今すぐ悔い改めるなら |
しかしもしそうしないなら |
彼等はあの女たちに引き渡されるでしょう |
彼女たちは彼等の命を取り去るでしょう |
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9-22章 |
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第五の山に関しては |
ごつごつしているが緑の草を持つ山は |
彼等はこの種の者たちです |
信仰を持ち本当に忠実な信者たちです |
しかし人の言うことをなかなか信じず |
ずうずうしく |
自惚れが強く |
あらゆる事を知っていると思われたいが |
本当は何も知りません |
それ故に |
この自信の故に |
知識は彼等から離れ |
軽率な推測が彼等の中に入ります |
しかし彼等は彼等自身を高く上げ |
分別のある人のように |
彼等は愚かであるけど |
教師であると見られたいと思っています |
さてこの愚かさの故に彼等の多くは |
彼等が自慢する間に |
中身がなくなり空っぽになりました |
何故ならずうずうしさと空虚な自信は完全な悪魔であるから |
それ故にこれらの者たちの多くは捨てられました |
しかしその他の者たちは彼等の誤りを知って |
悔い改めました |
そして知識ある者たちに彼等自身を従わせました |
そしてこの種の残り全てに悔い改めが許されます |
彼等はそれほど悪くなかったので |
愚かさほど |
理解のなさほど |
それ故にもしこれらの者たちが悔い改めるなら |
彼等は神の許に生きることが出来ます |
しかしもしそうしないなら |
彼等はあの女たちと共に住むでしょう |
彼女たちは彼等の悪を彼等の上に及ぼすでしょう |
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9-23章 |
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大小の裂け目を持つ第六の山に関しては |
彼等はこのような信仰者です |
小さい裂け目の者たちは彼等の間で論争して |
彼等の争いの故に信仰が衰える者たちです |
しかしながら彼等の多くは悔い改めました |
そして残りの者たちは私の命令を聞いてそうするでしょう |
何故なら彼等の論争はほんの小さいものだから |
そして彼等はすぐに悔い改めに戻るから |
しかし大きな裂け目を持つ者たちは |
堅い石のようになるでしょう |
恨みと攻撃を忘れないで |
そして彼等の間で怒りに満ちて |
それ故にこれらの者たちは塔から投げ捨てられます |
そしてその建物に嵌め込まれることを拒まれます |
何故ならこの種の人々はめったに生きられないから |
私たちの神なる主は |
全てのものを支配して |
彼等の創造物全ての上に力を持ち |
私たちの咎を心に留めず |
彼等の罪を告白する者たちによって容易に宥められます |
しかし人は力なく |
必滅で |
弱く |
そして罪に満ちていて |
人に対して彼の怒りを我慢します |
まるで彼の力で彼を救うか滅ぼすかのように |
しかし私は |
あなたたちの悔い改めの上に置かれた天使として |
あなたたちに警告します |
あなたたちの間で誰であれそのような意志を持つ者はそれを捨てなさい |
そして悔い改めに戻りなさい |
そうすれば主はあなたたちの過去の罪を癒すでしょう |
もしあなたたちがこの悪魔からあなたたち自身を清めるなら |
しかしもしあなたたちがそれをしないなら |
あなたたちは彼(悪魔)に渡され死に引き渡されるでしょう |
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9-24章 |
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草が緑でよく育っていた第七の山について |
山全体が信頼でき |
あらゆる種類の家畜がその草の上で飼われていて |
草は食べられれば食べられるほどそれは益々繁りました |
彼等はこのような信仰者です |
常に善良で正しく |
彼等自身の間で何の意見の相違もなく |
神の僕たちを喜び |
これらの乙女たちの霊を身に着けて |
全ての人々に憐れみを示すことに常に前向きであり |
全ての人々に彼等の稼ぎから快く与えます |
責めることなく慎重になることなく |
それ故に主は彼等の純心無垢を見て |
彼等の手の業によって彼等を増し加えて |
彼等の業全てにおいて彼等に恵みを与えました |
しかし私は |
あなたたちの悔い改めの上に任命された天使である者は |
あなたたちに強く勧めます |
出来るだけこの種と同じことを同じ意図で続けるように |
あなたたちの子孫が永遠に根絶やしされない為に |
何故なら主はあなたたちを試みて |
あなたたちを私たちの数の中に書き記したから |
そしてあなたたちの子孫は全て神の息子と共に住むでしょう |
何故ならあなたたちは全て彼の霊から出ているから |
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9-25章 |
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夥しい泉がある第八の山について |
それによって神の全創造物の全種が水を飲んでいました |
彼等はこのような信仰者です |
主が全世界に伝道する為に遣わした使徒たち |
そして彼等の或る者たちは教師であり純粋に心から伝道して教えました |
そして何ら邪悪な欲望に決して身を委ねることなく |
いつも義と真実に歩みました |
それ故にこれらの者たちは天使たちの間で会話しています |
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9-26章 |
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再び |
第九の山に関して |
それは不毛で蛇に満ちている所 |
彼等は信仰しているが |
多くの染みを持つ者たちです |
これらの者たちは不正な奉仕を遂行するような聖職者たちです |
寡婦と孤児の財産を強奪して |
彼等自身に供給します |
他人ではなく |
彼等が受け取るものから |
これらの者たちは |
もし彼等がこの強欲を続けるなら |
彼等自身を死に引き渡して |
彼等の為に命の望みは何もないでしょう |
しかしもし彼等が改心するなら |
そして彼等の職を心から果たすなら |
彼等は生きることが出来るでしょう |
ざらざらであると見られた者たちは |
彼等は主の名を否定したので |
主に再び戻らず |
小屋が荒れて無人になり |
神の僕たちに従わず |
彼等から分かれて |
少しの不注意の為に彼等の命を失いました |
垣根の中に見捨てられた葡萄の木のように |
そして決して手入れをされず |
腐って雑草によって塞がれ |
そしてやがて荒れて |
それの主人に役立たなくなり |
この種の人々は自分自身に絶望して |
気難しくなり |
彼等の主に無益のものになり始めました |
しかしながらこれらの者たちに |
やはり |
悔い改めは許されます |
もし彼等が心からキリストを否定したと見られないなら |
しかしもしこれらの誰かが心から彼(キリスト)を否定したと見られるなら |
そのような人は命に到達できるかどうか私は言うことは出来ません |
それ故に私は言います |
もし誰か否定したなら |
この日々に彼は悔い改めに戻るべきです |
何故なら誰でも今主を否定する者が |
後に救いに到達できることは不可能であるから |
しかしながら悔い改めは以前に否定した者たちに提言されています |
しかし悔い改めようとする者は彼の悔い改めを急がなければなりません |
この塔の建物が完成する前に |
さもなければ |
彼はあの女たちによって死に引き渡されるでしょう |
不具で嘘つきの者たちは |
そして互いに入り混じっている者たちは |
これらの者たちはあなたがあの山の中で混ざっているのを見た蛇たちです |
蛇の毒が人に致命的であるように |
そのような人々の言葉は汚染して人々を滅ぼします |
それ故に彼等は彼等の信仰において不具です |
彼等が導くその種の生活の故に |
けれども彼等の或る者たちは |
悔い改めて |
救われました |
そして同種の他の者たちもそうすることで又救われるでしょう |
もし彼等が悔い改めるなら |
しかしもしそうしないなら |
彼等は権力と強い力を持つあの女たちによって死ぬでしょう |
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9-27章 |
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第十の山について |
その山の中に牛の群れを覆う木々がありました |
彼等はこのような信仰者たちです |
彼等の或る者たちは監督 |
即ち |
教会の監督でした |
他の者たちは |
偽りではなく |
喜びの心で神の僕たちを歓待した石です |
(監督たちは)目下の聖職者たちの上に置かれて |
貧乏人や寡婦たちを保護して |
常に純潔な会話を守って |
それ故に彼等も又主によって保護されます |
誰でもこのようにする者は |
主に受け入れられて |
彼等の場所は天使たちの間にあります |
もし彼等が最後に至るまで主に従い続けるなら |
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9-28章 |
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幾つかの種類の実をたわわに実らせた木々の在る第十一の山について |
彼等はこのような信仰者です |
死の受難の苦しみを受け |
主の名の為に |
覚悟して耐え |
心から彼等の命を捨てました |
そして私は言いました |
それでは何故 |
主よ |
実際に実っているこれらの全ての実は |
或るものは他のものより美しいのですか? |
聞きなさい |
彼は言いました |
誰でも主の名の為に受難した者は主によって栄誉を与えられます |
そして彼等の咎は全て拭い去られます |
何故なら彼等は神の息子の名の為に死の受難の苦しみを受けたから |
さあ聞きなさい |
何故彼等の実は異なるのか |
そして彼等は或るものは他のものより勝るのか |
行政長官の前に連れて行かれて |
尋問されて |
主を否定せず |
覚悟して受難した者たち |
これらの者たちは主の許でより多くの栄誉があります |
それ故に最も美しい実はこれらです |
しかし恐れて疑って |
告白すべきかキリストを否定すべきかどうか自分自身で思案して |
それでも受難した者たち |
彼等の実は少し小さいものです |
何故ならこの考えが彼等の心に入ったから |
何故ならそれは僕にとって邪まで悪い考えであるから |
彼の主人を否定するかどうか思案することは |
それ故にそのような考えを持つあなたたちは注意しなさい |
この心があなたたちの中に存続しないように |
そしてあなたたちが神に対して死ぬことに |
しかし彼の名の為に死の受難の苦しみを受けるあなたたちは |
主を讃えるべきです |
彼があなたたちを彼の名を担う価値があると見做した故に |
そしてあなたたちが全てのあなたたちの罪から救い出される故に |
それ故に何故あなたたちはあなたたち自身を幸いであると見做さないのか? |
そうです本当に考えなさい |
もしあなたたちの中の誰かが受難するなら |
彼は大いなる業を果たしたと |
何故なら主はあなたたちに命を与え |
あなたたちはそれを理解しないから |
何故ならあなたたちの咎があなたたちを圧迫して |
もしあなたたちが彼の名の為に受難しなかったら |
今あなたたちは主に対して死んだから |
それ故に私はこれをあなたたちに話します |
あなたたちは告白すべきか彼を否定すべきかどうか思案している者たちに |
あなたたちはあなたたちの神として主を持つことを告白しなさい |
どんな時でも彼を否定しないように |
あなたたちが枷に引き渡されないように |
何故ならもし全ての国が彼等の主人を否定する彼等の僕を罰するなら |
あなたたちはどう考えますか? |
主があなたたちにすることを |
全てのことについて力を持つ主が |
それ故にあなたたちの心からこれらの疑いを取り除きなさい |
あなたたちが永遠に神に対して生きる為 |
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9-29章 |
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第十二の山について |
それは白い山でした |
彼等は嘘偽りのない子供たちのように信仰した者たちです |
何らの悪意も彼等の考えの中に入りませんでした |
彼等は罪がどんなものか知らず |
彼等は常に完全な状態を保っていました |
それ故にこの種の人々は全く疑いなく神の王国を受け継ぐでしょう |
何故なら彼等は何事でも神の戒めを汚さず |
彼等の生涯の全ての日々を同じ状態で誠実であり続けたから |
それ故に誰でも |
彼は言いました |
悪意なく子供のようにあり続ける者は |
私が既に話した者たちの全てよりもっと栄誉に値するでしょう |
何故ならそのような子供たちは全て主によって栄誉を与えられ |
全ての第一に重んじられるから |
それ故にあなたたちは幸いです |
あなたたちから悪意を取り去り |
純真を纏う者は |
何故ならあなたたちは最初に主を見るから |
そして彼が全ての山々の解説を終えた後 |
私は彼に言いました |
主よ |
又私に明らかにして下さい |
それは平地から持って来られて |
除かれた石の場所に塔の中に置かれた石についても |
塔の建物に加えられたこれらの丸い石についても |
そして未だに丸いままである石についても |
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9-30章 |
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さあ聞きなさい |
彼は言います |
塔の建物に平地から持って来られて |
除かれたそれらの場所に置かれた石について |
彼等は白い山の根です |
あの山の信仰者たちは |
非常に純真であった故に |
この塔の主は命じました |
この山の根であった彼等が建物に置かれるように |
何故なら彼は知っていたから |
もし彼等は建物に入れられたら輝き続けて |
彼等のどれも最早黒くならないことを |
しかしもし彼が残りの山々からこのように加えたなら |
彼は多分再び塔を訪れてそれを清めなければならなかったでしょう |
さてこれらの白い石全ては信仰した或いは信仰しようとする若者たちです |
何故なら彼等は全て同じ種のものであるから |
この種は幸いです |
何故ならそれは純粋であるから |
さあ又聞きなさい |
これらの丸くて輝く石について |
これらは全て白い山から出ています |
しかし彼等は丸く見出されるものです |
何故なら彼等の富が真理から彼等を少し曇らせ彼等の目を眩ませたから |
しかしながら彼等は決して主から離れませんでした |
彼等の口から邪悪な言葉は何も発することはありませんでした |
全て義 |
そして徳 |
そして真以外 |
それ故に主は彼等の心を見て |
そして彼等が真理を着飾る為に |
彼は命じました |
彼等が善を続けるように |
そして彼等の富を削減するように |
彼は彼等が全て取り去らないようにしました |
残されたもので彼等が最後まで何らかの善を為し |
神に生きる為に |
何故なら彼等も又善の種のものであるから |
それ故にこれらは少し切り取られて |
この塔の建物の中に置かれました |
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9-31章 |
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残りのものについて |
それは丸いままで在り続けて |
この塔の建物に合うことが見出されなかったもの |
何故なら彼等は未だ印を受けずに |
彼等の場所に戻されたから |
何故なら彼等は非常に丸いと見られたから |
しかしこの現世は彼等から切り離されなければなりません |
そして彼等の富の空しさは |
それで彼等は神の王国に相応しくなるでしょう |
何故なら彼等は神の王国に入らなければならないから |
何故なら神はこの純真な種族を祝福したから |
それ故にこの種族から誰も脱落すべきではありません |
彼等の誰かが悪魔に誘惑されて罪を犯すとしても |
彼は彼の主である神に直ぐ戻るでしょう |
悔い改めの天使である私はあなたたちを幸いであると考えます |
誰でも幼子たちのように純真である者は |
何故ならあなたたちの分け前は神の許での善と誉れであるから |
そしてこの印を受けたあなたたち全てに私は言います |
純真を保ちなさい |
そしてあなたたちに対して為された攻撃を心に留めてはいけません |
また悪意或いは激しい敵意に留まってはいけません |
攻撃された記憶を通して |
そうではなく一つの霊になって |
これらの悪しき裂け目を癒して |
それらをあなたたちから取り除きなさい |
羊の主がそれを喜ぶように |
何故なら彼は喜ぶから |
もし全てが完全であると彼が見出すなら |
しかしもしこれらの羊のどれかが散らされていると見出されるなら |
私たちは羊飼いたちになるべきです |
しかしもし羊飼いたちが彼等自身散らされるなら |
彼等は羊小屋の主に何と答えるだろうか? |
彼等は羊によって悩まされたと彼等は言うだろうか? |
しかし彼等は信じられないでしょう |
何故ならそれは信じれないことだから |
羊飼いが群れによって苦しみを受けることは |
そして彼は彼の嘘の為にもっと罰せられるでしょう |
さあ私が羊飼いです |
だから特にあなたたちのことを説明しなければなりません |
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9-32章 |
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それ故にあなたたちは心がけなさい |
塔が未だ建設している間に |
主は平和を愛する者たちの中に留まります |
何故なら平和は最愛のものであり |
彼は遥か遠く離れています |
争いから |
そして悪意に満ちた者たちから |
それ故に完全無傷の霊を彼に戻しなさい |
あなたたちがそれを受け取った通りに |
何故ならもしあなたが洗い張り屋に新しい完全無傷の衣を渡すなら |
あなたは再び完全無傷なそれを受け取ることを期待します |
それ故にもし洗い張り屋が傷つけてそれをあなたに戻すなら |
あなたはそれを受け取るだろうか? |
あなたは直ぐ怒って |
彼を叱って |
こう言います |
私は私の衣をあなたに完全無傷で渡しました |
何故あなたはそれを裂いて |
それを私の役に立たなくしたのか? |
今やそれは私に無用です |
あなたがそれに作った裂いた傷の為に |
あなたはこれを全て洗い張り屋に言わないだろうか? |
彼があなたの衣に作った裂き傷の為に |
それ故にもしあなたがあなたの衣の為に気遣って |
あなたがそれを完全無傷で受け取れなかったことに不平を言うなら |
主はどうするとあなたは考えますか? |
彼は彼の霊をあなたに完全無傷で与えました |
そしてあなたは彼に全く役立たないものを返しました |
それで彼(霊)は彼の主に役立つことが出来るか? |
何故ならあなたによって駄目にされて |
彼(霊)は最早彼(主)に有益でないから |
それ故に主は彼の霊について同じことをするのではないでしょうか? |
あなたの行為の故に |
疑いようもなく |
私は言いました |
彼はこれら全ての者に同じことをするでしょう |
傷の記憶に留まり続けていると彼が見出す者に |
だから足の下に踏み潰してはいけません |
彼は言いました |
彼の慈悲を |
そうせずに彼を讃えなさい |
何故なら彼はあなたたちの咎に関して我慢強く |
あなたたちの一人のようではないから |
ただ悔い改めなさい |
何故ならそれはあなたたちの為に有益になるから |
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9-33章 |
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上に書き記されているこれら全ての事を |
牧者である私が |
悔い改めの天使が |
神の僕に示して語りました |
それ故にもしあなたたちが信じてこれらの言葉を聞き |
それらによって歩み |
あなたたちの道を正すなら |
あなたたちは生きるでしょう |
しかしもしあなたたちが留まるなら |
悪意の中に |
そして侮辱の記憶の中に |
そのような罪人たちは神に生きないでしょう |
私によって語られるべきこれらの全ての事を |
私はこのようにあなたたちに伝えました |
それから牧者は私に言いました |
あなたは私に全ての事を尋ねましたか? |
私は答えました |
主よ |
私は尋ねました |
何故 |
それでは |
彼は言いました |
建物の中に置かれたこれらの石の空間についてあなたは尋ねなかったのか? |
私はそれを又あなたに説明できるのに |
私は答えました |
主よ |
私はそれを忘れました |
聞きなさい |
それでは |
彼は言いました |
これらについても又 |
彼等はこれらの命令を聞いて |
そして彼等の全心で悔い改めた者たちです |
そして主が見た時 |
彼等の悔い改めが善く純真であると |
そして彼等がそれに留まることが出来ると |
彼は彼等の過去の罪を取り消すように命じました |
これらの空間は彼等の罪であるから |
それ故にそれらは現れないように平らにされています |
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第十の譬え |
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10-1章 |
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私がこの書を書いた後 |
私をあの牧者に送り届けた天使が |
私が居た家に来て寝台の上に座りました |
そしてあの牧者は彼の右側に立ちました |
それから彼は私を呼んで私に言いました |
私はあなたとあなたの家をこの牧者に引き渡しました |
あなたが彼に守られるように |
私は言いました |
はい |
主よ |
それ故にもし |
彼は言いました |
あなたが全ての苦しみの種と残酷な行為から守られたいなら |
そしてことごとくの善い言葉と業において成功を収めたいなら |
そして全ての徳と義を得たいなら |
彼があなたに与えたあの命令によって歩みなさい |
それであなたは全ての罪を支配することが出来るでしょう |
何故ならもしあなたがあの命令を守るなら |
全ての強い欲望とこの現世の快楽はあなたに服従するから |
そしてことごとくの善い仕事において成功はあなたについて行くから |
それ故に彼の威厳と謙虚をあなたに取り入れなさい |
そして全てに言いなさい |
彼が主と共に大いなる栄光と名声の中に居ることを |
そして大いなる権威の君であり彼の任務において強い力を持つことを |
全世界を通して彼にだけ悔い改めの権限が委託されています |
彼が大いなる権威の持ち主であるとあなたに見えないのか? |
しかしあなたは見くびっています |
彼の立派さを |
そしてあなたに示した謙虚さを |
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10-2章 |
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私は彼に言いました |
主よ |
彼に尋ねて下さい |
彼が私の家に来た時以来 |
私が何か無法な事をしたかかどうか |
或いは何かの事で彼を怒らせたか |
私は知っています |
彼は言いました |
あなたが何も無法な事をしなかったことを |
又あなたは将来もそのような事をしないことを |
そしてそれ故に私はあなたにこれらの事を話します |
あなたが屈せずにやり通す為に |
何故なら彼があなたについて良い評価を私に述べたから |
しかしあなたはこれらの事を他の者たちに話さなければなりません |
悔い改めた者たちも |
これから悔い改める者たちも |
あなたと同じ思いになるように |
そして又彼等の良い評価を彼が私に述べられるように |
そして私が主に同じことをすることが出来るように |
私は答えました |
主よ |
私は主の素晴らしい業を全ての人々に公言します |
そして私は願います |
その業を愛する全ての者が |
そして前に罪を犯した全ての者が |
彼等がこれらの事を聞いた時 |
悔い改めることを |
そして命を取り戻すことを |
それ故に留まり続けなさい |
彼は言いました |
この職務に |
そしてそれを全うしなさい |
そしてこの牧者の命令に従って実行する者は誰でも |
彼は生きることが出来るでしょう |
そしてここでも主の許でも大いなる栄光を得るでしょう |
しかし彼の命令を守ることが出来ない者たちは |
彼等の命から堕ちて |
それに敵対します |
そして彼の命令に従わない者たちは |
彼等自身を死に手渡すことになり |
各人彼自身の血に有罪になるでしょう |
しかし私はあなたに言います |
これらの命令を守りなさい |
それであなたは全てのあなたの罪に対して救済を見出すことが出来るでしょう |
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10-3章 |
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更に |
私はこれらの乙女たちをあなたと共に住む為に遣わしました |
何故なら私は見たから |
彼女たちがあなたにとても好意を持っていることを |
それ故にあなたは彼女たちを助力者にしなさい |
あなたがよく守る為に |
彼があなたに与えた命令を |
何故ならこれらの命令はこれらの乙女たち無しに守ることは出来ないから |
そして如何に彼女たちが喜んであなたと共に居るか私は見て |
私は又彼女たちに命じましょう |
彼女たちがあなたの家から決して離れないように |
あなたはあなたの家を清めることだけをしなさい |
何故なら彼女たちは清い家に喜んで住むから |
何故なら彼女たちは清くて純潔で |
勤勉であるから |
そして彼女たちは全て主の許で恵みを得ています |
それ故にもし |
あなたがあなたの家を清く保つなら |
彼女たちはあなたと共に住むでしょう |
しかしもしそれが少しでも汚されるなら |
彼女たちは直ぐにあなたの家から離れるでしょう |
何故ならこれらの乙女たちはどんな汚れにも耐えることが出来ないから |
私は彼に言いました |
主よ |
私は彼女たちを満足させたいと望んでいます |
彼女たちが常に喜んで私の家に住むように |
そしてあなたが私を委ねた彼が |
私を告訴しないように |
彼女たちも訴えないように |
そこで彼はあの牧者に言いました |
私は見ます |
神の僕が生きて |
これらの命令を守り |
これらの乙女たちを清い住まいに置くことを |
彼がこれを言った時 |
彼は私を再びあの牧者に引き渡して |
乙女たちを呼んで |
彼女たちに言いました |
私は見る故に |
あなたたちがこの男の家に喜んで住むことを |
私は彼と彼の家にあなたたちを託します |
あなたたちは彼の家から決して離れないように |
そして彼女たちは喜んでこれらの言葉を聞きました |
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10-4章 |
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それから彼は私に言いました |
あなたの職に男らしく邁進しなさい |
全ての人々に神の偉大な事を宣べ告げなさい |
そうすればあなたはこの職によって恵みを見出すことが出来るでしょう |
そして誰であれこれらの命令によって歩む者は |
生きることが出来るでしょう |
そして彼の人生において幸せになるでしょう |
しかしそれらを無視する者は |
生きることが出来ないでしょう |
そして彼の人生において不幸になるでしょう |
誰であれ善を為すことが出来る者全てに言いなさい |
自ら善い業に励むことを止めてはいけません |
何故ならそれは彼等に有益であるから |
全ての人々は彼等が負う不都合から救い出されるべきです |
何故なら不足して |
彼の日常生活において不都合に耐えている者は |
大いなる苦痛と窮乏の中にいるから |
それ故に誰であれ窮乏からそのような魂を救い出す者は |
彼自身に大いなる喜びを得ます |
何故ならそのような不都合に嘆き悲しむ者は同時に苦しんでいるから |
まるで彼が鎖でつながれているかのように |
そしてそのような災難の為に多くの者が |
それらに耐えきれず |
自殺を選びます |
それ故にそのような人の災難を知って |
彼をそれから救わない者は |
大きな罪を犯します |
そして彼の血に有罪です |
それ故に善き業に励みなさい |
主から能力を受けた者は皆 |
あなたたちがそれを実行するのを遅らせる間に |
塔の建設が終わらないように |
何故ならあなたたちの為に建設は止まっているから |
それ故にあなたたちが善を為すことを急がなければ |
塔は完成するでしょう |
そしてあなたたちはそれから締め出されるでしょう |
そして彼はこのように私に話した後 |
彼は寝台から立ち上がって去って行きました |
牧者と |
乙女たちを彼と共に連れて |
しかしながら彼は私に言いました |
彼は牧者と乙女たちを私の家に送り返すと |
アーメン |
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Office Murakami |